日付ストリング

日付のストリング表現は、数字で始まる文字ストリングまたは Unicode グラフィック・ストリングで、 最低 6 文字の長さを持ちます。 このストリングには、末尾ブランクを付けることができます。IBM® SQL の標準形式を使用する場合は、月および日の部分から先行ゼロを省略することができます。IBM SQL 標準形式のそれぞれは、名前によって識別され、関連する省略形 (CHAR 関数で使用される) を含みます。それ以外の形式は、CHAR 関数で使用される省略形を持ちません。年が 2 桁の形式の区切り文字は、日付区切り文字 (DATSEP) パラメーターにより制御されます。

日付の有効なストリング形式は、表 1 に示されています。

データベース・マネージャーは、次のいずれかの形式のストリングを日付として認識します。

  • デフォルトの日付形式で指定されている形式
  • IBM SQL のいずれかの標準日付形式
  • 不定様式の年間通算日形式
表 1. 日付のストリング表現で使用する形式
形式の名前 省略形 日付形式
国際標準化機構 (*ISO) ISO 'yyyy-mm-dd' '1987-10-12'
IBM USA 標準 (*USA)   'mm/dd/yyyy' '10/12/1987'
IBM 欧州標準 (*EUR) EUR 'dd.mm.yyyy' '12.10.1987'
日本工業規格の西暦 (*JIS) JIS 'yyyy-mm-dd' '1987-10-12'
不定様式の年間通算日 'yyyyddd' '1987285'
年間通算日形式 (*JUL) 'yy/ddd' '87/285'
月、日、年 (*MDY) 'mm/dd/yy' '10/12/87'
日、月、年 (*DMY) 'dd/mm/yy' '12/10/87'
年、月、日 (*YMD) 'yy/mm/dd' '87/12/10'

デフォルトの日付形式は、以下のインターフェースを使用して指定できます。

表 2. デフォルト日付形式インターフェース
SQL インターフェース 指定
組み込み SQL DATFMT および DATSEP パラメーターは、SQL プログラム作成 (CRTSQLxxx) コマンドに指定することができます。 SQL を組み込むプログラム・ソースに DATFMT および DATSEP パラメーター を指定するためには、SET OPTION ステートメントを使用することもできます 。 (CRTSQLxxx コマンドについて詳しくは、「組み込み SQL プログラミング」トピック集を参照してください。)
対話式 SQL および SQL 実行ステートメント SQL 開始 (STRSQL) コマンドで DATFMT および DATSEP パラメーターを 指定するか、セッション属性を変更します。 あるいは、SQL 実行 (RUNSQLSTM) ステートメント で DATFMT および DATSEP パラメーターを使用します。 (STRSQL コマンドと RUNSQLSTM コマンドについて詳しくは、 「SQL プログラミング」を参照。)
サーバー上の呼び出しレベル・インターフェース (CLI) SQL_ATTR_DATE_FMT および SQL_ATTR_DATE_SEP 環境変数または接続変数。 (CLI について詳しくは、「SQL 呼び出しレベル・インターフェース (ODBC)」を参照してください。)
IBM IBM Developer Kit for Java™ を使用したサーバーの JDBC または SQLJ 「日付形式 (Date Format)」および「日付区切り記号 (Date Separator)」接続プロパティー。 (JDBC および SQLJ について詳しくは、「IBM Developer Kit for Java」を参照してください。)
IBM i Access Family ODBC ドライバーを使用したクライアントの ODBC ODBC セットアップでの「アドバンスト・サーバー・オプション (Advanced Server Options)」の中の「日付形式 (Date Format)」および 「日付区切り記号 (Date Separator)」。 (ODBC の詳細については、「IBM i Access」を参照。)
IBM Toolbox for Java を使用したクライアントの JDBC JDBC セットアップの中の「形式 (Format)」。 (JDBC の詳細については、「IBM i Access」を参照。) (IBM Toolbox for Java について詳しくは、「IBM Toolbox for Java」を参照してください。)