ホスト構造配列

PL/I、C++、および C では、ホスト構造配列は、次元属性を持つ構造名です。COBOL の場合は、1 次元の表です。RPG の場合は、オカレンス・データ構造です。 ILE RPG では、ホスト構造配列をキーワード DIM を持つデータ構造にすることもできます。

ホスト構造配列を参照することができるのは、複数行の取り出しを使用する場合の FETCH ステートメント、 または複数行挿入を使用する場合の INSERT ステートメントだけです。 ホスト構造配列は、ホスト言語のステートメントによって定義されます。 これについては、「組み込み SQL プログラミング」トピック集で説明しています。

ホスト構造配列の参照の形式は、ホスト変数参照の形式と同じです。:S1:S2 の参照は、S1 がホスト構造配列を指す場合は、ホスト構造配列に対する参照です。S1 がホスト構造を指す場合、S2 は、短整数ホスト変数、短整数ホスト変数の配列、または短整数ホスト変数の 2 次元の配列のいずれかでなければなりません。次の例では、S1 はホスト構造配列であり、S2 はその標識配列です。

   EXEC  SQL FETCH CURSOR1 FOR 5 ROWS
              INTO :S1:S2;

ホスト構造と標識配列の次元は、等しくなければなりません。

ホスト構造に、標識配列より m 個 だけ多い変数がある場合、ホスト構造の最後の m 個 の変数は、標識変数を持ちません。ホスト構造に、標識配列より m 個 だけ少ない変数がある場合、標識配列の最後の m 個 の変数は無視されます。標識配列または標識変数の指定がない場合は、ホスト構造配列中の変数には標識変数がありません。

次の図は、ホスト構造の配列に対する参照の構文を示しています。

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>>-:--host-identifier--+-----------------------------------+---><
                       | .-INDICATOR-.                     |   
                       '-+-----------+--:--host-identifier-'   

ホスト構造の配列は、REXX ではサポートされません。