グラフィック形式

変更の始まりグラフィック形式は、各文字が 2 バイトで表される文字ストリング です (すべての文字は特定の 2 バイト文字セットの一部です)。変更の終わり

注: 変更の始まり同様に 2 バイト文字を 使用する UCS-2 (ユニコード) 形式については、UCS-2 形式を参照してください。変更の終わり

図形データとして定義されるフィールドには、シフトアウト (SO) またはシフトイン (SI) 文字は含まれません。 単一バイト文字と 2 バイトの図形データ の相違点を次の図に示します。

図 1. SBCS データと図形データの比較
SBCS データと図形データの比較

図形フィールドの長さ (バイト数) はフィールド中の図形文字数の 2 倍です。

固定長の図形形式は、各文字が 2 バイトで表される、長さが一定の 文字ストリングです。

可変長図形形式については、可変長の文字形式、図形形式および UCS-2 形式を参照してください。

変更の始まり図形フィールドを定義するには、 自由形式定義で GRAPH または VARGRAPH キーワードを指定するか、または、 固定形式仕様書のデータ・タイプ記入項目に G を指定します。パラメーターが図形フィールドである場合には、 定義仕様書の LIKE キーワードを使用して図形フィールドを定義することもできます。 変更の終わり

変更の始まり図形フィールドのデフォルト CCSID は、 制御ステートメントで CCSID(*GRAPH) キーワードを 使用するか、または /SET 指示を使用して指定できます。 定義ステートメント CCSID キーワードを使用して明示的に CCSID を指定することもできます。変更の終わり

注: CCSID(*GRAPH:*IGNORE) が有効になっている場合、グラフィック定義に CCSID キーワードを明示的に 指定することはできません。 CCSID(*GRAPH:*IGNORE) は、以下のいずれかが真の場合、有効ではありません。
  • 制御ステートメントにキーワード CCSID(*EXACT) が指定されている。
  • 制御ステートメントにキーワード CCSID(*GRAPH) が *IGNORE 以外の値と一緒に指定されている。

図形データのデフォルトの初期化値は X'4040' です。*HIVAL の値 は X'FFFF' であり、*LOVAL の値は X'0000' です。

注: 本マニュアルの GRAPHIC リテラルの例は、無効な GRAPHIC リテラルです。 これらの例では、文字「o」が、シフトアウト文字を示し、文字「i」はシフトイン文字を示しています。 多くの場合、グラフィック・データは、D1D2 または AABB として表示さ れています。これらは無効な 2 バイト文字です。 通常 GRAPHIC リテラルは、DBCS 文字が入力される前および入力された後 に、自動的にシフトアウトおよびシフトイン文字を入力する DBCS 対応キーボードを使用して入力します。