ILE COBOL 構文表記法

ILE COBOL では、基本的な形式が以下に説明する一定のシステムの構文表記法に従って示されます。 この表記法は、COBOL ソース・ステートメントを書く際に役立つように設計されています。
  • COBOL キーワードおよびオプションの語は大文字で示してあります。 次に例をあげます。
    MOVE

    これは表記どおり正確につづらなければなりません。 キーワードをいずれか 1 つでも書き忘れると、コンパイラーはエラーと見なします。

  • ユーザーが指定する名前または値を表記する変数は、すべて小文字 (または日本語) で示されます。 次に例をあげます。
    parmx
  • 本文中で参照しやすいように、次のように、後にハイフンおよび数字または英字を付けた語があります。
    ID–1
    この接尾部が付いていても、その語の構文上の定義は変わりません。
  • 構文の形式の中にある算術演算子および論理演算子 (+、-、*、/、**、>、<、=、>=、および <=) は、 必ず指定しなければなりません。 これらの演算子 は、特殊文字 の予約語です。ILE COBOL の予約語の完全なリストについては 付録 E. ILE COBOL 予約語リストを参照してください。
  • 構文図に示されているすべての句読点およびその他の特殊文字は、 表示するとき にその形式の構文上すべて必要なものです。それらを省略すると、プログ ラムでエラーが起こります。
  • 必要な文節でもオプショナルの文節 (ある場合) でも、関連する規則の中で特に指示されていないかぎり、構文図に示されている順序どおりに書かなければなりません。