転送サイズ・オプションを使用することによって、クライアントは読み取り要求 (RRQ) で転送されるデータ量を決定できます。
これは、ファイルのサブネット・ブロードキャストを要求するのに便利です。
クライアントは、ファイルを格納するのに必要なバッファー・メモリーのサイズを調べます。
このブロック・サイズに基づいて、
クライアントは転送に使うブロックの数を決めます。
受信したブロックを追跡するために、ブロック数の情報は役立ちます。
これは、転送を正常に終了するために送信する必要がある、
最後のブロックの肯定応答 (ACK) 用にも使用することができます。転送サイズ・オプションを使用しないで、転送のサイズと転送の最後のブロックを決定すると、
クライアントは、転送のブロック・サイズよりも小さいブロックの受信を待機することが必要になります。
注: netascii モードで転送されたファイルでは、
転送の間にそのサイズを変更するような方法でデータを変換する場合、
このオプションは役立たないことがあります。
また、ファイルを適切なコード化文字セット (CCSID) に変換するために、
転送サイズを決定するための追加の処理時間がシステムに必要となる場合もあります。