サインオン・ディスプレイ・ファイルの作成

サインオン・ディスプレイ・ファイルは、サブシステムに割り振られるワークステーションでサインオン画面を表示するために使用されます。 サインオン・ディスプレイ・ファイルは、サブシステムがアクティブな場合に変更できます。 ただし、新規のサインオン・ディスプレイ・ファイルは、次回のサブシステムの開始時までは使用されません。 サインオン・ディスプレイ・ファイルを作成するには、文字ベース・インターフェースを使用します。

新規のサインオン・ディスプレイ・ファイルは、IBM 提供のサインオン・ディスプレイ・ファイルを開始点として使用して作成できます。 このディスプレイ・ファイルのソースは、ソース物理ファイル QDDSSRC 内のライブラリー QGPL にあります。 新規のソース物理ファイルを作成し、IBM 提供のディスプレイ・ファイルを、変更を加える前にその新規のソース物理ファイルにコピーすることを強くお勧めします。 こうすると、オリジナルの IBM 提供のソースはその後も使用できます。

考慮事項:

  • サインオン・ディスプレイ・ファイル内のフィールドが宣言される順序は変更できません。 それらが画面に表示される位置は変更できます。
  • 入力または出力バッファーの合計サイズは変更しないでください。 バッファーの順序またはサイズが変更されると、重大な問題が発生する可能性があります。
  • サインオン・ディスプレイ・ファイルでは、データ記述仕様 (DDS) ヘルプ機能は使用しないでください。
  • MAXDEV パラメーターには必ず 256 を指定してください。
  • MENUBAR および PULLDOWN キーワードは、サインオン・ディスプレイ・ファイル記述には指定できません。
  • ディスプレイ・ファイルのバッファー長は 318 にする必要があります。 それが 318 未満であると、サブシステムは、ライブラリー QSYS 内のデフォルトのサインオン画面 QDSIGNON を使用します。
  • 著作権を示す行は削除できません。
  • メンバー QDSIGNON は、10 文字のパスワードを使用する IBM 提供のサインオン・ディスプレイ・ファイルです。
  • メンバー QDSIGNON2 は、128 文字のパスワードを使用する IBM 提供のサインオン・ディスプレイ・ファイルです。
コマンド: ディスプレイ・ファイル作成 (CRTDSPF)
ディスプレイ・ファイルの UBUFFER という隠しフィールドは、それより小さなフィールドを管理するために変更できます。 UBUFFER は 128 バイト長で、ディスプレイ・ファイル内の最終フィールドと示されています。 このフィールドは入出力バッファーとして機能するように変更して、このフィールドに指定されたデータを、対話式ジョブの開始時にアプリケーション・プログラムが使用可能となるようにできます。 UBUFFER フィールドは、以下の要件を満たしている場合は、それより小さなフィールドを必要なだけ含めるように変更できます。
  • 新規フィールドは、ディスプレイ・ファイル内の他のすべてのフィールドに従っている必要があります。 画面上のフィールドの位置は、データ記述仕様 (DDS) 内でそれらが配置されている順序がこの要件を満たしていれば、特に指定はありません。
  • 長さは合計で 128 とする必要があります。 フィールドの長さが 128 を超える場合、一部のデータは渡されません。
  • すべてのフィールドは、入出力フィールド (DDS ソースのタイプ B) または隠しフィールド (DDS ソースのタイプ H) である必要があります。