DRDA_AUTHENTICATION_ENTRY_INFO ビュー

DRDA_AUTHENTICATION_ENTRY_INFO ビューは、ユーザー・サーバー認証項目情報を返します。

サーバー認証項目は、TCP/IP を介して接続要求で送信するユーザー ID およびパスワードを定義します。サーバー認証リストは、システム上のすべてのユーザー・プロファイルと関連しています。項目を追加するには、サーバー認証項目の追加 (ADDSVRAUTE) コマンドを使用します。

ユーザー ID とパスワードを指定せずに TCP/IP を介した DRDA 接続が試行され、パスワード認証が必要な場合、DB2 for i クライアントは、サーバー認証リストで、クライアント・ジョブが実行されているユーザー・プロファイルについて検査します。CONNECT ステートメントの RDB 名と認証項目のサーバー名の一致が見つかった場合、またはサーバー名が特殊値 QDDMDRDASERVER である場合、関連付けられているユーザー ID (およびパスワードが存在する場合はそのパスワード) が接続に使用されます。

サーバー認証項目は、TCP/IP を介した DDM 接続に使用するユーザー ID とパスワードを指定するために使用することもできます。TCP/IP を介して DDM 接続が試行され、パスワード認証が必要な場合、DB2 for i クライアントは、サーバー認証リストで、クライアント・ジョブが実行されているユーザー・プロファイルについて検査します。DDM ファイルで指定されている RDB 名と認証項目のサーバー名の一致が見つかった場合、またはサーバー名が特殊値 QDDMDRDASERVER である場合、関連付けられているユーザー ID (およびパスワードが存在する場合はそのパスワード) が接続に使用されます。DDM ファイルに RDB 名が指定されておらず、サーバー名が特殊値 QDDMDRDASERVER または QDDMSERVER のいずれかである場合、関連付けられているユーザー ID (およびパスワードが存在する場合はそのパスワード) が接続に使用されます。

ユーザーが *OBJOPR および *READ 権限を備えている *USRPRF オブジェクトに対する AUTHORIZATION_NAME である行のみが返されます。

次の表は、ビューの列について説明しています。 システム名は DRDA_AUTHE です。スキーマは QSYS2 です。

表 1. DRDA_AUTHENTICATION_ENTRY_INFO ビュー
列名 システム列名 データ・タイプ 説明
AUTHORIZATION_NAME USER_NAME VARCHAR(10) クライアント・システム上のユーザー・プロファイル。
SERVER_NAME SRVR_NAME VARGRAPHIC(200) CCSID 1200 認証項目のターゲット・システム。

これは、RDB DDM ファイルまたは DRDA 接続のために行われた接続に使用される RDB または QDDMDRDASERVER の名前です。 RDB ディレクトリーを使用しない非 RDB DDM ファイルの場合、値 は QDDMDRDASERVER または QDDMSERVER になります。詳しくは、『TCP/IP ネットワークでのクライアントのセキュリティー』を参照してください。

SERVER_AUTHORIZATION_NAME SRVR_USER VARGRAPHIC(1000) CCSID 1200 ターゲット・システム上のユーザー・プロファイル。
PASSWORD_STORED PW_STORED VARCHAR(3) 認証項目のパスワードが保管されているかどうかを示します。
YES
認証項目のパスワードは保管されています。
NO
認証項目のパスワードは保管されていません。

監査員の場合に、システム上の認証項目を持つユーザー・プロファイルのリストを生成します。

SELECT DISTINCT(AUTHORIZATION_NAME) 
  FROM QSYS2.DRDA_AUTHENTICATION_ENTRY_INFO