CLEAR_PLAN_CACHE プロシージャー

CLEAR_PLAN_CACHE プロシージャーは、システム IPL を必要とせずにシステム・プラン・キャッシュを消去します。

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スキーマは QSYS2 です。
権限: CLEAR_PLAN_CACHE プロシージャーでは、ステートメントに関連する許可 ID に *JOBCTL 特殊権限または QIBM_DB_SQLADM 機能使用があることが要求されます。

このプロシージャーは、パフォーマンス・テストおよび品質保証環境で主に使用するためのものです。これは、データベース・パフォーマンス分析者に、潜在的なデータベース・パフォーマンスの変更を評価するための基盤となる一貫した環境を作成する手段を提供します。このプロシージャーは、プロシージャーの実行時に存在している SQL プラン・キャッシュ内にあるすべてのプランを消去します。プラン情報の消去に加え、照会で現在使用されていない保守済み一時索引 (MTI) が消去の一環として削除されます。CLEAR_PLAN_CACHE プロシージャーの実行中に実行された照会のプランが除去される可能性がありますが、プランの除去に関連した障害は照会自体では発生しません。消去の完了後に実行された照会は、プラン・キャッシュにデータを再び取り込みはじめます。

CLEAR_PLAN_CACHE プロシージャーの実行にかかる時間は、プラン・キャッシュ・サイズによって異なります。対話式ジョブを妨害しないように、このプロシージャーは、ジョブ投入 (SBMJOB) と SQL 実行 (RUNSQL) の各 CL コマンドを組み合わせて使用して、バックグラウンド・ジョブで投入することをお勧めします。

  • プラン・キャッシュを消去するジョブを投入します。
    SBMJOB CMD(RUNSQL SQL('CALL QSYS2.CLEAR_PLAN_CACHE()') COMMIT(*NONE) NAMING(*SQL))