マテリアライズ照会表最適化

マテリアライズ照会表 (MQT) (自動サマリー表またはマテリアライズ・ビューとも呼ばれる) を使用すると、照会のパフォーマンスが向上します。

このパフォーマンスの向上は、マテリアライズ照会表に照会結果を事前に計算して格納することによります。データベース・エンジンは、ユーザーの指定する照会でそれを毎回再計算する代わりに、それら事前に計算された結果を使用することができます。 Query 最適化プログラムは、適用可能な MQT を検索します。 最適化プログラムは、特定の MQT を使用するほうが高速になる場合に、それを使用した照会を実装できます。

マテリアライズ照会表は、SQL の CREATE TABLE ステートメントを使用して作成されます。 あるいは、ALTER TABLE ステートメントを使用して既存のテーブルをマテリアライズ照会表に変換することもできます。MQT 中に格納されている結果を再計算するには、REFRESH TABLE ステートメントを使用します。 ユーザーが保守する MQT の場合、INSERT、UPDATE、および DELETE の各ステートメントを使用して、その保守を行うことができます。