2 進基数索引

基数索引は、アクセス時間を最小化するだけでなく多数のキー値が効果的に格納できるようにする、マルチレベルでハイブリッドなツリー構造です。キー圧縮アルゴリズムは、このプロセスを支援します。 ツリーの最下位レベルには、リーフ・ノード (キー値に関連した基本表の行アドレスを含む) が含まれています。 キー値は、少数の単純な 2 進検索テストを備えたリーフ・ノードへ素早くナビゲートするために使用されます。

2 進基数ツリー構造は、特定の行を少量の処理で検索するので、少数の行を検索するのに適しています。 例えば、カスタマー番号列に対する 2 進基数索引を作成します。 その後、「1 人の顧客の未払いのオーダーを検索する」というような典型的な OLTP 要求を作成します。 2 進索引では、パフォーマンスが向上します。 カスタマー番号列に対して作成された索引は、このタイプの照会に対して完璧な索引と考えられます。 この索引は、データベースが必要とする行を見つけて、実行する入出力を最小限に抑えます。

ただし、ある状態では、常時同じレベルが予測できるとは限りません。多くのユーザーは、詳細データへのオンデマンド・アクセスを望みます。 例えば、毎週報告書を実行して販売データを調べることがあります。 その後、報告書で検出された特定の問題部分に関連した詳しい情報を「掘り下げ」ます。 このシナリオでは、エンド・ユーザーに代わって前もってすべての照会を書き込むことはできません。どの照会が実行されるかを知らずに、完璧な索引を構築することは不可能です。