IPv6 構成の計画
IPv6 を構成するためには、あらかじめシステム上に TCP/IP が構成されている必要があります。ハードウェアおよびソフトウェア要件、IPv6 での IBM® i 構成の前提条件が以下にリストされています。
ハードウェアおよびソフトウェアの要件
イーサネット行で IPv6 を構成するには、システムは以下の要件を満たす必要があります。
- IBM i 5.4 以降
- IBM Navigator for i
- IPv6 使用可能ルーター。即時 LAN を超えて IPV6 トラフィックを送信する場合
構成の前提条件
IPv6 を構成する前に、以下の項目が構成されている必要があります。
- IPv4 を使用して、TCP/IP が構成されている必要があります。詳しくは、『はじめての TCP/IP の構成』を参照してください。
- IPv6 を開始する必要があります。IPv6 スタックが開始されているかどうかを検証するために、以下のステップを実行します。
- コマンド行に NETSTAT と入力し、Enter を押して「TCP/IP ネットワーク状況の処理 (Work with TCP/IP Network Status)」メニューにアクセスします。
- オプション 10 (TCP/IP スタック状況の表示) を指定して、Enter を押します。
- 「IPv6 スタック状況 (IPv6 stack status)」プロンプトで、値が「アクティブ (Active)」であることを確認します。
- IPv6 スタック状況がアクティブ (Active) でない場合は、以下のステップを実行して IPv6 を開始します。
- コマンド行に STRTCP (TCP/IP 開始コマンド) と入力し、F4 (プロンプト) を押して、「TCP/IP の開始」メニューを表示します。
- 「IPv6 の開始 (Start IPv6)」プロンプトで、*YES を入力し、Enter を押します。
注: 後で IPv6 を開始するために TCP/IP を終了する必要はありません。