split - ファイルを分割する

構文

split [-b byte_count[k|m]] [-l line_count] [file [prefix]]

説明

split ユーティリティーは、指定された file (ファイルが指定されていない場合は標準入力) を読み取り、それをそれぞれ 1000 行ずつのファイルに分割します。

オプション

-b
長さが byte_count バイトのファイルが作成されます。数値の後ろに k が付いている場合、ファイルは byte_count キロバイトの小ファイルに分割されます。 数値の後ろに m が付いている場合は、ファイルは byte_count メガバイトの小ファイルに分割されます。
-l
長さが line_count 行のファイルが作成されます。

オペランド

追加の引数を指定した場合、最初の引数は、分割する入力ファイルの名前として使用されます。 第 2 の追加引数は、分割後の各ファイルの名前に付加するプレフィックスとして使用されます。 この場合、file を分割してできた各ファイルの名前は、このプレフィックスの後ろに、aa - zz の範囲内のサフィックスをアルファベット順に付けたものとなります。 prefix 引数を指定しなかった場合、デフォルトのプレフィックスは x です。 可能な出力ファイル名の最大数は、676 です。

終了状況

  • 0 正常終了。
  • >0 エラー発生。

  1. jdk_v11.jar ファイルを 1.44MB のサイズのファイルに分割し、出力ファイルのプレフィックスとして jdk_v11 を使用する場合:
    split -b1440k jdk_v11.jar jdk_v11.
  2. myapp.java ファイルをそれぞれ 100 行のファイルに分割する場合 :
    split -l 100 myapp.java