javah - C ヘッダーまたはスタブ・ファイルを生成する
javah ツールは、Java™ ネイティブ・メソッドの実装を容易にします。 このツールは、Sun Microsystems, Inc. から提供されている javah ツールと、多少の例外を除いて互換性があります。
注: | ネイティブ・メソッドを書くと、アプリケーションは 100% Pure Java ではなくなります。 また、プラットフォーム間で直接移植できなくなります。 ネイティブ・メソッドは、その特性として、プラットフォーム固有またはシステム固有のものになります。 ネイティブ・メソッドを使用すると、アプリケーションの開発および保守のコストが増える可能性があります。 |
javah ツールの運用には、Qshell インタープリターが必要です。 このツールは、Java クラス・ファイルを読み取って、現行作業ディレクトリー内に C 言語ヘッダー・ファイルを作成します。 作成されるヘッダー・ファイルは、ストリーム・ファイル (STMF) です。 このヘッダー・ファイルを i5/OS™ の C プログラムに組み込むには、最初にファイル・メンバーにこのファイルをコピーしておく必要があります。
javah ツールは、Sun Microsystems, Inc. が提供するツールと互換性があります。ただし、次のオプションは、指定してもシステムはこれを無視します。
無視されるオプション | 説明 |
---|---|
-td | javah ツールでは、一時ディレクトリーは不要です。 |
-stubs | IBM® i で Java がサポートするのは、ネイティブ・メソッドの Java ネイティブ・インターフェース (JNI) 形式のみです。 スタブが必要なのは、JNI 以前の形式のネイティブ・メソッドの場合のみです。 |
-trace | これは .c スタブ・ファイル出力に関連するオプションです。IBM i の Java ではこの出力はサポートされていません。 |
-v | サポートされていません。 |
注 : | -jni オプションは常に指定する必要があります。 システムは、JNI より前のネイティブ・メソッドの実装をサポートしていません。 |