file - ファイル・タイプを判別する
構文
file [-m MagicFile] [-f ListFile] [ file ... ]
file [-c] [-m MagicFile]
説明
最初の構文形式では、指定された file のオブジェクト・タイプが file ユーティリティーによって判別されます。 file ユーティリティーは、最も近いと思われるタイプを判別します。 次にそのファイル・タイプは標準出力に書き込まれます。 パス名が通常のファイルであると判断されると、 file は最初の 1024 バイトを調べてタイプを判別します。 デフォルトでは、file ユーティリティーは /etc/magic ファイルを使って、 オブジェクト内に指定されたバイト・オフセットで定義されているパターンをもつファイルを特定します。
2 番目の構文形式では file ユーティリティーは、 指定された MagicFile にフォーマット・エラーがないかどうかを調べます。
オプション
- -c
- 指定された MagicFile にフォーマット・エラーがあるかどうかを調べます。
- -f ListFile
- テスト対象のファイル名のリストが入っているファイルを指定します。 この ListFile では、1 行に 1 ファイルのみ指定可能で、ファイル名の前後にスペースを付加することはできません。
- -m MagicFile
- 使用する MagicFile の名前を指定します。 デフォルトの MagicFile は /etc/magic です。
オペランド
各 file は、テストされるファイルのパス名です。
終了状況
- 0 正常終了。
- >0 エラー発生。