date - 日付と時刻を書き込む

構文

date [-u] [+format]

説明

date ユーティリティーは、標準出力に日付と時刻を書き込みます。 デフォルトでは、現在の日付と時刻が書き込まれます。

オプション

-u
世界標準時 (UTC) で時刻が提供されます。 正確な時刻が返されるようにするには、QUTCOFFSET システム値を date に正しく設定する必要があります。

オペランド

+format オペランドで date コマンドからの出力の形式が指定されます。 各フィールド記述子は、それぞれの対応する値に置き換えられて標準出力に出力されます。 その他すべての文字は、変更されずにコピーされて出力されます。 出力は、常に改行文字で終了します。

以下のフィールド記述子を使用することができます。

%a
ロケール指定に従い、曜日名を省略形で挿入します。
%A
ロケール指定に従い、曜日名を完全な形式で挿入します。
%b
ロケール指定に従い、月名を省略形で挿入します。
%B
ロケール指定に従い、月名を完全な形式で挿入します。
%c
ロケール指定に従い、日付と時刻を挿入します。
%d
日付 (01 - 31) を挿入します。
%H
時刻 (24 時間制) を 10 進数 (00 - 23) で挿入します。
%I
時刻 (12 時間制) を 10 進数 (01 - 12) で挿入します。
%j
年間通算日 (001 - 366) を挿入します。
%m
月 (01 - 12) を挿入します。
%M
分 (00 - 59) を挿入します。
%p
ロケール指定に従い、AM または PM に相当する値を挿入します。
%S
秒 (00 - 61) を挿入します。
%U
日曜日を週の起点として、年間の週番号 (00 - 53) を挿入します。
%w
日曜日を 0、つまり週の起点として、曜日 (0 - 6) を挿入します。
%W
月曜日を週の起点として、年間の週番号 (00 - 53) を挿入します。
%x
ロケール指定に従い、データ表示を挿入します。
%X
ロケール指定に従い、時刻表示を挿入します。
%y
西暦年の最後の 2 桁 (00 - 99) を挿入します。
%Y
年を挿入します。
%Z
時間帯の名称を挿入します。時間帯が指定されていない場合には、文字は挿入されません。
%%
% を挿入します。

終了状況

  • 0 正常終了。
  • >0 エラー発生。

  1. 完全な曜日名、完全な月名、日、4 桁の年を出力する場合 :
    date +@(#) 89 1.41@(#), 0 %d%, %Y
    Friday, August 14, 1998
  2. 日、省略形式の月名、2 桁の年を出力する場合 :
    date +%d%.%b%.%y
    14.Aug.98
  3. 数字で表した月、日、2 桁の年を出力する場合 :
    date +%m%/%d%/%y
    08/14/98