ファイルのコピー: 基本機能

物理または論理データベース・ファイル、オープン Query ファイル、ディスケット・ファイル、テープ・ファイル、またはインライン・データ・ファイルをコピー元ファイルとして、それらのファイルからコピーすることができます。 コピー先ファイルとしては、物理データベース・ファイル、 ディスケット・ファイル、テープ・ファイル、プログラム記述のプリンター・ファイル、 または *PRINT が使用できます。

TOFILE(*PRINT) が指定されているときは、ソース・ファイル・コピー (CPYSRCF) コマンドは他のコピー・コマンドとは異なる様式を使用します。 この様式はソース情報をより読み取りやすい様式で編成し、複数メンバーのコピーの場合はメンバーがアルファベット順にコピーおよびリストされます。

データベース・ファイルからコピーする場合、 コピー先ファイルが存在しないときは CRTFILE(*YES) を指定し、 TOFILE パラメーターでコピー先ファイルを作成するためのファイル名およびライブラリー名を識別しなければなりません。 ディスケットからディスケットへコピーすることができるのは、 コピー先ファイルがスプール・ファイルで、 しかもディスケット・スプーリング書き出しプログラムが活動している場合だけです。

コピー元ファイル (Query ファイルからのコピー (CPYFRMQRYF) コマンドの場合はコピー元ファイルはオープンされないので、このコマンドは除く)、コピー先ファイル、および QSYSPRT プリンター・ファイル (TOFILE(*PRINT)、PRINT(*COPIED)、PRINT(*EXCLD)、または PRINT(*ERROR) が指定されている場合) は、SHARE(*NO) 属性を用いてオープンされます。共用ファイルの場合はコピーが正しく機能しない可能性があるため、コピー元ファイル、コピー先ファイル、または QSYSPRT プリンター・ファイルが SHARE(*YES) にオーバーライドされ、ファイルがすでにジョブの中でオープンされている場合は、エラー・メッセージが出されてコピーは打ち切られることになります。

TOFILE(*PRINT) を指定した場合は、レコードは IBM 提供のプリンター・ファイル QSYSPRT にコピーされ、 リストは OUTFMT パラメーターによって様式設定されます。

定様式リストを望まない場合、 または先頭文字用紙制御を使用 (プリンター・ファイル作成 (CRTPRTF) コマンドまたはプリンター・ファイル・オーバーライド (OVRPRTF) コマンドで CTLCHAR(*FCFC) を指定) したい場合は、 TOFILE パラメーターで *PRINT を指定しないで、 プログラム記述プリンター・ファイル名 (QSYSPRT など) を指定してください。