SQL のコメント
ほとんどのホスト言語の場合、静的 SQL ステートメントの中では、ホスト言語または SQL のコメントを使用することができます。 Java™ および REXX の場合、静的 SQL ステートメントの中では、ホスト言語または SQL のコメントを使用することはできません。
動的 SQL ステートメントの中に SQL コメントを組み込むことができます。
SQL コメントには、次の 2 つのタイプがあります。
- 単純コメント
- 単純コメントの前には、2 つのハイフンを連続で付けます。
- ブラケット付きのコメント
- ブラケット付きコメントは、/* と */ で囲みます。
単純コメントは、次の規則に従って使用してください。
- 2 つのハイフンは同一行に置く必要があります。また、ハイフンとハイフンの間にスペースを入れることはできません。
- 単純コメントは、スペースを入れることができるところならば、どこからでも開始できます (ただし、区切りトークン内や 'EXEC' と 'SQL' との間は除きます)。
- 単純コメントは、次の行に続けることはできません。
- COBOL では、2 つのハイフンの前にスペースを 1 つ置く必要があります。
ブラケット付きコメントは、次の規則に従って使用してください。
- /* は、同一行に置く必要があります。また、間にスペースを入れることはできません。
- */ は、同一行に置く必要があります。また、間にスペースを入れることはできません。
- ブラケット付きコメントは、スペースを入れることができるところならば、どこからでも開始できます (ただし、区切りトークン内や 'EXEC' と 'SQL' との間は除きます)。
- ブラケット付きコメントは、次の行に続けることができます。
- ブラケット付きコメントは、他のブラケット付きコメント内にネストすることができます。
SQL ステートメントで (表の名前などの) 名前の前にコメントを組み込むと、ビュー、トリガー、変数、または MQT に保管されたテキスト内のオブジェクト名が、正しく維持されない原因となる場合があります。同様に、(SYSTRIGDEP などの) 従属関係ビューの行内の名前も正しく修飾されない可能性があります。
例 1
この例は、ステートメントの中に単純コメントを組み込む方法を示しています。
CREATE VIEW PRJ_MAXPER -- PROJECTS WITH MOST SUPPORT PERSONNEL
AS SELECT PROJNO, PROJNAME -- NUMBER AND NAME OF PROJECT
FROM PROJECT
WHERE DEPTNO = 'E21' -- SYSTEMS SUPPORT DEPT CODE
AND PRSTAFF > 1
例 2
この例は、ステートメントの中にブラケット付きコメントを組み込む方法を示しています。
CREATE VIEW PRJ_MAXPER /* PROJECTS WITH MOST SUPPORT
PERSONNEL */
AS SELECT PROJNO, PROJNAME /* NUMBER AND NAME OF PROJECT */
FROM PROJECT
WHERE DEPTNO = 'E21' /* SYSTEMS SUPPORT DEPT CODE */
AND PRSTAFF > 1