SMALLINT
SMALLINT 関数は、短整数表現を返します。
SMALLINT 関数は、次のものの短整数表現を戻します。
- 数値
- 10 進数の文字ストリング表現またはグラフィック・ストリング表現
- 整数の文字ストリング表現またはグラフィック・ストリング表現
- 浮動小数点数の文字ストリング表現またはグラフィック・ストリング表現
- 10 進浮動小数点数の文字ストリング表現またはグラフィック・ストリング表現
数値から短整数に
- numeric-expression
- 任意の組み込み数値データ・タイプの数値を戻す式。
結果は、引数が短整数の列または変数に割り当てられたときに 得られる数値と同じです。 引数の整数部が、短整数の範囲内にない場合は、エラーが戻されます。 引数の小数部は切り捨てられます。
ストリングから短整数に
- string-expression
- 数値の文字ストリング表現またはグラフィック・ストリング表現の値を戻す式。
引数がストリング式 の場合、結果は、 CAST(ストリング式 AS SMALLINT で得られる数値と同じです。 先行ブランクと末尾ブランクは除去され、結果のストリングは、浮動小数点数、10 進浮動小数点数、整数、または 10 進数の定数を形成する際の規則に合致している必要があります。 引数の整数部が、短整数の範囲内にない場合は、エラーが戻されます。 引数の小数部は切り捨てられます。
この関数の結果は、短整数になります。引数が NULL になる可能性がある場合は、結果も NULL になる可能性があります。 引数が NULL である場合は、結果は NULL 値です。
注記
代替構文: アプリケーションの移植性を拡張するには、CAST 指定を使用します。 詳しくは、CAST の指定を参照してください。
例
- 表 EMPLOYEE を使用して、給与 (SALARY) を教育レベル (EDLEVEL) で除算した値が入っているリストを選択します。
計算で生じた小数部は、すべて切り捨てられます。このリストには、計算で使用した値と従業員番号 (EMPNO) も入れておきます。
SELECT SMALLINT(SALARY / EDLEVEL), SALARY, EDLEVEL, EMPNO FROM EMPLOYEE