RID
RID 関数は、行の相対レコード番号を BIGINT として返します。
- table-designator
- SQL ステートメント内で RID 関数と同じ相対位置にある列を修飾するために使用できる表指定子。
表指定子の詳細については、表指定子を参照してください。
SQL 命名規則では、表名は修飾できます。システム命名規則では、表名は修飾できません。
table-designator は、table-function、 collection-derived-table、VALUES 節、 または data-change-table-reference を示すものであってはなりません。
引数がビュー、共通表式、またはネストされた表式を示している場合、この 関数はその基本表の相対レコード番号を返します。 引数が、複数の基本表から派生したビュー、共通表式、またはネストされた表式を示している場合、この関数は、そのビュー、共通表式、またはネストされた表式の外側 の副選択内にある最初の表の相対レコード番号を返します。
引数が分散表を示している場合、この関数は、その行が位置指定されているノードの行の相対レコード番号を戻します。 引数がパーティション化された表を示している場合、この関数は、 その行が位置指定されているパーティションの行の相対レコード番号を戻します。 これは、RID がパーティション化された表または分散表の各行に固有のものではないことを意味します。
引数は、 外側の全選択に、集約関数、 GROUP BY 節、HAVING 節、UNION、INTERSECT、 または EXCEPT 節、DISTINCT 節、VALUES 節、 または table-function が含まれている、ビュー、共通表式、またはネストされた表式を指定してはなりません。全選択が集約関数、GROUP BY 文節、または HAVING 文節を含む場合、SELECT 文節に RID 関数を指定することはできません。
結果のデータ・タイプは、64 ビット整数になります。結果は NULL になる場合があります。
例
- この例では、表 EMPLOYEE から、部門 20 の社員について、その相対レコード番号と社員名を戻します。
SELECT RID(EMPLOYEE), LASTNAME FROM EMPLOYEE WHERE DEPTNO = 20