GETHINT

GETHINT 関数は、暗号化されたデータ の中でパスワード・ヒントが検出されたら、それを戻します。 パスワード・ヒントは、データ所有者がパスワードを思い出すのに役立つ句です (例えば、 「Ocean」は「Pacific」を思い出すためのヒント)。

構文図を読む構文図をスキップする
>>-GETHINT--(--encrypted-data--)-------------------------------><

encrypted-data
CHAR FOR BIT DATA、VARCHAR FOR BIT DATA、BINARY、 VARBINARY、または BLOB 組み込みデータ・タイプの完全な暗号化されたデータ値を戻すストリング式。 データ・ストリングは、ENCRYPT_RC2 または ENCRYPT_TDES 関数を使用して暗号化しておく必要があります。

この結果のデータ・タイプは、VARCHAR(32) です。 結果の実際の長さは、データが暗号化されたときに提供されたヒントの実際の長さです。

結果が、NULL になることもあります。引数が NULL の場合、または ENCRYPT_RC2 か ENCRYPT_TDES 関数によってヒントが 暗号化されたデータ に追加されなかった場合は、結果は NULL 値になります。

結果の CCSID は、現行サーバーのデフォルトの CCSID になります。

  • ヒント「Ocean」は、ユーザーが暗号化パスワード「Pacific」を思い出せるようにするために保管されます。
      INSERT INTO EMP1 (SSN) VALUES ENCRYPT_RC2( '289-46-8832', 'Pacific', 'Ocean' )
    
      SELECT GETHINT( SSN )
        FROM EMP1
    GETHINT 関数は、元のヒント値「Ocean」を戻します。