DIGITS
DIGITS 関数は、数値の絶対値の文字ストリング表現を戻します。
- expression
- 組み込み SMALLINT、INTEGER、BIGINT、DECIMAL、NUMERIC、文字ストリング、またはグラフィック・ストリングのデータ・タイプの値を戻す式。ストリング引数は、関数を評価する前に DECIMAL(63,31) にキャストされます。 ストリングを 10 進数に変換する方法については、DECIMAL または DECを参照してください。
引数が NULL になる可能性がある場合は、結果も NULL になる可能性があります。 引数が NULL の場合は、結果は NULL 値になります。
この関数の結果は、その位取りには関係なく、引数の絶対値を表現する固定長の文字ストリングになります。 結果には、符号や小数点は含まれません。 文字ストリングは数字だけから構成され、必要に応じてストリングは、先行ゼロによって埋め込まれます。 ストリングの長さは、次のとおりです。
- 5 (引数が位取りゼロの短精度整数の場合)
- 10 (引数が位取りゼロの長精度整数の場合)
- 19 (引数が 64 ビット整数の場合)
- p (引数が 10 進数 (または位取りがゼロより大きい整数) で精度が p の場合)
文字ストリングの CCSID は、現行サーバーにおけるデフォルト SBCS CCSID です。
例
- 表 TABLEX に 10 桁の整数の数値を含む列 INTCOL があるものと想定します。
次の例は、列 INTCOL に入っている数値の最初の 4 桁の数字の組み合わせすべてをリストしています。
SELECT DISTINCT SUBSTR(DIGITS(INTCOL),1,4) FROM TABLEX - COLUMNX が DECIMAL(6,2) のデータ・タイプを持ち、その値の 1 つが -6.28 であると想定します。
値として「000628」が返されます。SELECT DIGITS(COLUMNX) FROM TABLEX結果は、長さ 6 (該当の列の精度) のストリングになります。この長さになるように先行ゼロが埋め込まれます。 符号も小数点も、結果には含まれません。