DECFLOAT

DECFLOAT 関数は、数値または数値のストリング表現を 10 進浮動小数点で表現したものを返します。

数値から DECFLOAT に

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                                        .-,--34-.      
>>---DECFLOAT----(--numeric-expression--+-------+--)-----------><
                                        '-,--16-'      

ストリングから DECFLOAT に

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>>---DECFLOAT--------------------------------------------------->

                         .-,--34-.                                
>--(--string-expression--+-------+--+----------------------+--)-><
                         '-,--16-'  '-,--decimal-character-'      

DECFLOAT 関数は、次のものの 10 進浮動小数点表現を返します。

  • 数値
  • 10 進数の文字ストリング表現またはグラフィック・ストリング表現
  • 整数の文字ストリング表現またはグラフィック・ストリング表現
  • 浮動小数点数の文字ストリング表現またはグラフィック・ストリング表現
  • 10 進浮動小数点数の文字ストリング表現またはグラフィック・ストリング表現

数値から DECFLOAT に

numeric-expression
任意の組み込み数値データ・タイプの値を戻す式。
34 または 16
結果の精度の桁数を指定します。デフォルトは 34 です。

結果は、最初の引数が 10 進浮動小数点の列または変数に割り当てられたときに 得られる数値と同じです。

ストリングから DECFLOAT に

string-expression
数値の文字ストリング表現またはグラフィック・ストリング表現の値を戻す式。 先行ブランクと末尾ブランクは除去され、大文字に変換された結果のストリングは、浮動小数点数、10 進浮動小数点数、整数、または 10 進数の定数を形成する際の規則に合致している必要があります。
34 または 16
結果の精度の桁数を指定します。デフォルトは 34 です。
decimal-character
数値の整数部分からstring-expression の小数桁数を区切るために使用される 1 バイトの文字定数を指定します。 この文字は、ピリオドかコンマとする必要があります。 decimal-character を指定しなかった場合は、デフォルトの小数点が使用されます。 詳しくは、小数点を参照してください。

結果は、CAST(string-expression AS DECFLOAT(34)) または CAST(string-expression AS DECFLOAT(16)) によって得られる数値と同じです。

この関数の結果は、(暗黙に、または明示的に) 指定された精度の桁数を持つ DECFLOAT の数値です。 最初の引数がヌルである可能性がある場合は、結果もヌルになる可能性があります。最初の引数がヌルの場合は、結果は NULL 値になります。

必要な場合は、ソースがターゲットの精度に丸められます。 詳しくは、CURRENT DECFLOAT ROUNDING MODEを参照してください。

注記

代替構文: アプリケーションの移植性を拡張するには、CAST 指定を使用します。 詳しくは、CAST の指定を参照してください。

  • この例では、DECFLOAT 関数を使用して、表 EMPLOYEE の列 EDLEVEL (データ・タイプ = SMALLINT) の選択リストで DECFLOAT データ・タイプが返されるようにしています。select-clause には、列 EMPNO も必要です。
      SELECT EMPNO, DECFLOAT(EDLEVEL,16)
        FROM EMPLOYEE