FREE LOCATOR
FREE LOCATOR ステートメントは、ロケーター変数とその値の間の関連を除去します。
呼び出し
このステートメントは、アプリケーション・プログラムに組み込んで使用します。それ以外の使用法はありません。 これを対話式に発行することはできません。これは、動的に準備できる実行可能ステートメントです。ただし、準備済みステートメントを実行するには、USING 文節を指定した EXECUTE ステートメントを使用しなければなりません。 FREE LOCATOR は、EXECUTE IMMEDIATE ステートメントと併用することはできません。Java™ および REXX では指定できません。
権限
権限は不要です。
説明
- 変数,...
- 1 つ以上のロケーター変数を指定します。これらの変数は、
ロケーター変数の宣言の規則に従って宣言する必要があります。
ロケーター変数のタイプは、バイナリー・ラージ・オブジェクト・ロケーター、文字ラージ・オブジェクト・ロケーター、2 バイト文字ラージ・オブジェクト・ロケーター、XML ロケーターのいずれかでなければなりません。
この変数 には、現在ロケーターが割り当てられている必要があります。 つまり、この作業単位中に (CALL、FETCH、SELECT INTO、割り当てステートメント、SET 変数、 または VALUES INTO ステートメントによって) ロケーターが割り当てられていなければならず、 それ以降そのロケーターが (FREE LOCATOR ステートメントによって) 解放されていてはならない、ということです。 そうでない場合には、エラーが戻されます。
複数のロケーター変数が指定されていて、ロケーターの 1 つでエラーが発生した場合、 どのロケーターも解放されることはありません。
例
従業員表に列 RESUME、HISTORY、および PICTURE が含まれていて、それらの 列値を表すためにロケーターが確立されていると想定します。COBOL プログ ラムでは、CLOB ロケーター変数 LOCRES と LOCHIST、および BLOB ロケータ ー変数 LOCPIC を解放します。
EXEC SQL
FREE LOCATOR :LOCRES, :LOCHIST, :LOCPIC
END-EXEC.