このシナリオでは、複数のシステムまたは区画を管理する状態について説明します。
会社が IBM® i 製品を
所有しており、PC を使用してそのシステムを管理したいと考えているとします。複数のシステムまたは区画を、1 台のコンソールから管理する必要があります。
セキュアなネットワークがあり、そこにコンソールを構成することができます。
このシナリオでは、ネットワーク上のローカル・コンソールを構成します。
利点
- いくつかの異なるシステムまたは区画について、それらが保守接続ネットワークに
接続されている限り、1 台の PC をそれらのコンソールとして構成することができます。
同時に活動状態にできるコンソールは最大 26 ですが、仮想的に無限の数の構成が可能となる場合もあります。
- 管理者が、コンソールを管理するために、物理的にシステムの近くにいる必要はありません。
- コンソール接続を保護するためのセキュリティー機能が使用可能です。
- ネットワーク上のローカル・コンソールは、LPAR 環境での区画用
に選択できる接続です。
- 1 つのシステムまたは 1 つの区画に対して、複数の PC をコンソールとして構成できます。
ただし、1 度に 1 つの PC しか活動状態のコンソールとして機能できません。
欠点
- バックアップ・コンソールを用意しておかないと、ネットワーク障害が発生した場合にコンソールが使用できなくなります。
- ご使用のシステムには、コンソールまたは他の保守ツールで使用するための、別の LAN カードが必要になります。