バックアップ・コンソールの計画

ほとんどのシステムの計画では、ハードウェアの障害が起こった場合に 対応できるように一定水準の冗長性を持たせています。しかし、そのような計画の中で、 コンソールについては考慮していない人がほとんどです。コンソールが突然失われた際に即時に回復するには、バックアップ・コンソールを計画する必要があります。

バックアップ・コンソールに対する考慮事項

バックアップ・コンソールの構成タイプ

バックアップ・コン ソール (単数または複数) の構成を計画する場合、コンソールの障害からの回復は、さまざまな要素によって異なることに注意してください。 これらの要素には、モデルおよびシリーズ、使用可能なハードウェア・リソース、以前のコンソール・タイプ、および対象とするコンソール・タイプな どがあります。 回復は、現在障害のあるコンソールの修復や、別の コンソール・タイプへの一時的な置き換えなどの作業となります。 コンソール・タイプの変更は、ほとんどの場合 IPL を行わなくても実行できま すが、事情によっては IPL が必要となる場合もあります。 コンソール・サービス機能 (65+21) を使用する場合は、コンソールがサポートするハードウェアをインストールし使用可能にした後で、機能を実行する必要があります。 すべてのリソースの区画タグ付けも、前もって完了させる必要があります。
重要: 変更の始まり LAN 上の 5250 コンソールを別のコンソール・タイプのバックアップとして使用する計画の場合は、ネットワーク・アダプターを、コンソールの指定スロットか、適切にタグ付けされた IOP または IOA に配置する必要があります。 変更の終わり

バックアップ・コンソールの構成の考慮事項

要約すると、コンソールの構成にはできる限り冗長性を持たせることを検討してください。 コンソールを提供する別の方法を用意するか、さまざまなレベルの障害に対処するために必要なさまざまなハードウェア要件を譲歩し調整することにより、破壊的なコンソール障害が起こりうる危険性を少なくすることができます。