declare - 変数を宣言し、属性設定をする

構文

declare [ -Eilrux ] name [=value] ...

declare [ +Eilrux ] name [=value] ...

declare -fF [ name ... ]

declare -p name ...

declare

説明

declare ユーティリティーは、変数の宣言、変数への値の割り当て、 変数の属性の設定または設定解除、 さらにシェル関数の定義の表示を行います。 シェル関数内で使用される場合、declare は、 変数 name をその関数に対しローカルに設定します。

最初の構文形式では、declarename 変数を宣言します。 また、オプションでその変数に、指定された value を割り当てます。 オプションが指定されると、対応する変数の属性はオンになります。

2 番目の構文形式では、declarename 変数を宣言します。 また、オプションでその変数に、指定された value を割り当てます。 オプションが指定されると、対応する変数の属性はオフになります。

3 番目の構文形式では、name が指定されていない場合、 あるいは name にシェル関数が指定されている場合、declare はすべてのシェル関数の名前と定義を表示します。

4 番目の構文形式では、declare は、name により指定された変数の属性と値を、 再入力可能なフォーマットで表示します。

5 番目の構文形式では、declare はすべての変数の名前と値を表示します。

オプション

-E
変数に浮動小数点属性を設定します。 変数に割り当てがなされると、その値は浮動小数点数として評価されます。
-f
シェル関数の名前と定義を表示します。
-F
シェル関数の名前を表示します。
-i
変数に整数属性を設定します。 変数に割り当てがなされると、その値は整数として評価されます。
-l
変数に英小文字属性を設定します。 変数に割り当てがなされると、その値は英小文字に設定されます。
-p
各変数を再入力可能な形式で表示します。
-r
変数に読み取り専用属性を設定します。 その変数の値は、後続の割り当てによって変更することも、設定解除することもできません。 value も指定した場合は、読み取り専用属性を設定する前に変数の値が更新されます。
-u
変数に英大文字属性を設定します。 変数に割り当てがなされると、その値は英大文字に設定されます。
-x
変数にエクスポート属性を設定します。 その変数は、それ以降に実行されるコマンドの環境の中に自動的に配置されます。

オペランド

それぞれの name は、 有効なシェル変数名でなければなりません。

終了状況