Java 印刷サービス

Java™ 印刷サービス (JPS) API はすべての Java プラットフォームで印刷ができるようにします。 Java 1.4 および後続のバージョンは、Java ランタイム環境およびサード・パーティーが、PDF、Postscript、および高機能印刷 (AFP) など印刷のためのさまざまなフォーマットを作成するストリーム生成プラグインを提供できるように、フレームワークを提供します。 これらのプラグインは 2 次元 (2D) グラフィック・コールから出力フォーマットを作成します。

IBM® i 印刷サービスは、IBM i の「デバイス記述作成 (プリンター)」(CRTDEVPRT) コマンドを使用して構成された印刷装置を表示します。 印刷装置を作成する際は、情報公開パラメーターを指定してください。 それにより、IBM i 印刷サービスがサポートする印刷サービス属性の数が増加します。

プリンターが Simple Network Management Protocol (SNMP) をサポートしている場合は、サーバー上にプリンターを構成します。CRTDEVPRT コマンドのシステム・ドライバー・プログラム・パラメーターの値として *IBMSNMPDRV を指定してください。 印刷サービスは SNMP を使用して、構成されたプリンターについての特定の情報 (プリンター・サービス属性) を検索します。

IBM i がサポートする Doc Flavor には、*AFPDS、*SCS、*USERASCII - (PCL)、*USERASCII - (ポストスクリプト)、および *USERASCII - (PDF) が含まれます。CRTDEVPRT コマンドの「情報公開 (Publishing Information)」の中の 「サポートされるデータ・ストリーム (Data Streams Supported)」パラメーターに、プリンターがサポートする Doc Flavor を指定してください。

アプリケーションが印刷サービスを使用して IBM iサーバー上のジョブ (文書) を印刷すると、印刷サービスはその文書をスプール・ファイル内のその印刷装置と同名の (また、PrinterName 属性で指定された名前と同名の) 出力待ち行列に置きます。文書が印刷装置で印刷される前に、コマンド STRPRTWTR で印刷装置書き出しプログラムを始動してください。

Java 印刷サービス仕様で定義された属性に加えて、IBM i 印刷サービスは、すべての Doc Flavor の以下の属性をサポートします。

JPS を使用できるようにする方法

Java 印刷サービスを使用可能にするためには、以下の JAR ファイルがクラスパスに追加されていることを確認してください。
  • /QIBM/ProdData/OS400/jt400/lib/jt400Native.jar
  • /QIBM/ProdData/OS400/Java400/ext/ibmjps.jar