グローバリゼーションの概要

IBM® i オペレーティング・システムは多数の言語をサポートするため、言語および国/地域別情報について期待通りの結果が得られます。ユーザーは、自分で選択した言語で作業することができます。さらに、IBM i オペレーティング・システムでは、システムとの間で送受信するデータを希望の形式と順序で表示できます。

IBM i オペレーティング・システムは、どの言語をシステムで使用する場合でも、同じプログラム・コード・セットを使用します。 例えば、米国英語を使用するシステムとスペイン語を使用するシステムは、同一のプログラム・コードを使用します。ただし、言語が異なる場合、使用するテキスト・データ・セットは異なります。

テキスト・データとは、メニュー、表示項目、リスト、プロンプト、オプション、オンライン・ヘルプ情報、およびメッセージなどの総称です。 つまり、米国英語を使用するシステムでは、オンライン・ヘルプ情報を表示するファンクション・キーは Help と表示されますが、スペイン語を使用するシステムでは Ayuda となります。 異なるテキスト・データに対して同一のプログラム・コードを使用することにより、IBM i オペレーティング・システムでは、1 台のシステムで複数の言語をサポートできます。