高可用性テクノロジー

ビジネス・アプリケーションの高可用性が必要な場合、または日常のバックアップにかかる時間を削減したい場合には、 IBM® i の高可用性テクノロジーを利用すれば、目標達成に役立つインフラストラクチャーとツールを使用できます。

ほとんどのビジネス・パートナーのインプリメンテーションを含むすべての IBM i 高可用性ソリューションは、IBM i クラスター・リソース・サービス (単にクラスターともいう) に基づいています。 クラスターは、回復力のあるリソース (データ、装置、アプリケーションなど) をシステム間で自動的または手動で切り替えることを可能にする基礎的なインフラストラクチャーを提供します。 故障を検出して対処する機能があるため、障害が発生した場合にはクラスター・リソース・サービスがそれに従って応答し、データの安全性と業務の運用が維持されます。

変更の始まりIBM i 高可用性におけるもう 1 つの主要なテクノロジーは、独立ディスク・プールです。 独立ディスク・プールは、システム運用時に装てんされているディスク上、または装てんされていないディスク上にデータとアプリケーションを保管する機能です。 クラスターに独立ディスク・プールを含めた場合、そこに保管されるデータとアプリケーションを他のシステムや論理区画に切り替えることができます。 独立ディスク・プールに基づくテクノロジーとして、切り替えディスク、地理的ミラーリング、メトロ・ミラー、グローバル・ミラーなどがあります。 高可用性ソリューションの基礎としてどのテクノロジーを使用すべきかは、いくつかの要因によって決まります。 『High availability overview』のトピックでは、これらのテクノロジーを大まかに比較し、実際のニーズに最も適するテクノロジーを判別するための基準を示しています。変更の終わり

このトピックでは、主な高可用性テクノロジーとその概念について説明し、IBM i システムによってサポートされるさまざまな高可用性管理インターフェースについて説明します。