数字編集項目を数値として使用する方法

数字編集項目は、数値ではなく英数字データ項目にクラス分けされています。 したがって、数字編集項目を演算式や ADD、SUBTRACT、MULTIPLY、DIVIDE、および COMPUTE ステートメントでのオペランドにすることはできません。

数字編集項目を、数字項目および数字編集項目に移動 (MOVE) することができます。 次の例では、数字編集項目が編集解除 され、その値が数字データ項目に移動されます。

MOVE EDITED-PRICE to PRICE.
DISPLAY PRICE.

これら 2 つのステートメントが上記の例で示したステートメントの 直後に続いている場合、PRICE は値 1,500.99 を表す 0150099 として表示されます。

数字編集項目は、ロケールと関連付けることもできます。 ロケールに基づく数字編集項目に対して MOVE を行うと、結果は、そのロケールに応じて編集されます。 ロケールと関連付けられた CCSID も編集結果に影響し、プログラムの実行時に、 プログラムが使用するファイル、ロケール、および数字編集項目と関連付けられた CCSID は、 変換が必要かどうかを判別するために比較されます。 実行時の CCSID の取扱方法については 実行時 CCSID に関する考慮事項を参照してください。

数値データのデータ記述に関する詳しい情報については、「IBM Rational Development Studio for i: ILE COBOL 解説書」を参照してください。



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