ブートストラップ・プロトコル

ブートストラップ・プロトコル (BOOTP) は、ワークステーションをサーバーに関連付ける動的メソッドを提供します。ブートストラップ・プロトコルは、また、 ワークステーションのインターネット・プロトコル (IP) アドレスと初期プログラム・ロード (IPL) ソースを割り当てるための動的メソッドを提供します。

BOOTP は、TCP/IP プロトコルです。 これによって、クライアントは、ネットワークのサーバーから自身の IP アドレスとロード・ファイルの名前を検索することができます。 クライアントは、BOOTP を使用して、クライアントのユーザーから介入されることなくこの情報を検索することができます。

BOOTP サーバーは、 動的ホスト構成プロトコル (DHCP) も使用する BOOTP サーバーのウェルノウン・ポート 67 から listen します。 このため、BOOTP と DHCP を同じシステムで同時に作動させることはできません。(BOOTP クライアントをサポートするメソッドとしては、DHCP が優先されます。)クライアント要求を受け取ったとき、サーバーは、 クライアントの IP アドレスを検索してから、クライアントに応答します。 この応答には、クライアントの IP アドレスおよびロード・ファイル名の両方が含まれます。ここでクライアントは、サーバーに単純ファイル転送プロトコル (TFTP) の要求を開始して、 ロード・ファイルを入手します。

System i® Navigator を介して、BOOTP サーバーのプロパティーの処理を行えます。