アプリケーション管理

アプリケーション管理は、オプションでインストール可能な System i® ナビゲーターのコンポーネントです。管理者は、アプリケーション管理を使用して、 特定のシステム上のユーザーおよびグループが使用できる機能やアプリケーションを管理できます。

この場合の管理には、クライアントを通じてシステムにアクセスするユーザーが 使用できる機能の管理も含まれます。Windows® クライアントから システムにアクセスする場合、Windows ユーザーではなく、 オペレーティング・システムのユーザー・プロファイルにより使用可能な機能が判別されます。

アプリケーション管理は、システム上で管理可能な機能を定義した アプリケーションに対するアクセスを制御します。管理可能な機能を定義したアプリケーション の例として、System i ナビゲーターおよび System i Access for Windows などが挙げれます。 例えば、基本オペレーションのプリンター出力機能に対するアクセスを許可または拒否したり、 System i ナビゲーターの基本オペレーションの管理可能な機能全体に対するアクセスを 許可または拒否したりできます。

アプリケーション管理の機能

アプリケーション管理に装備されている便利なグラフィカル・ユーザー・インターフェース (GUI) を使用すると、ユーザーやグループが使用可能な機能を管理できます。 ユーザーが管理可能な機能にアクセスする際に、システムはそのユーザーの アクセス設定を読み込んで、その機能にアクセス可能であるかどうかを判別します。

変更の始まり多くのアプリケーション管理機能を、System i ナビゲーター Web インターフェースを 使用して処理することもできます。詳しくは、該当する Web インターフェースのオンライン・ヘルプを参照してください。 System i ナビゲーター Web インターフェースでサポートされるアプリケーション管理機能 については、「System i ナビゲーターの URL パラメーターおよび使用可能な Web タスク」を 参照してください。変更の終わり

注: 変更の始まりアプリケーション管理の System i ナビゲーター Web インターフェースには、 マネージメント・セントラルが処理するシステム間機能は組み込まれていません。変更の終わり

セントラル設定とは

これまでは、機能へのアクセスを拒否または許可することしか できませんでした。System i Access for Windows クライアントが使用するプロパティーの多くを 中央で管理する管理システムをセットアップして、アプリケーション管理の 拡張設定 (セントラル設定) を処理できるようになりました。これらの新しい設定は、 System i Access for Windows ポリシーと同等のものです。

管理システムを構成した場合は、そのシステム上でセントラル設定について 作業することができます。セントラル設定を備えたシステムのタイプは、 管理システムだけです。管理システムでセントラル設定を使用して、 どのアプリケーションをユーザーとグループが使用できるかを 管理することができます。また、セントラル設定を使用すると、 ユーザーやグループの拡張設定をカスタマイズすることもできます。これらの 拡張設定を使用して、特定のユーザーやグループが使用可能な環境を管理できます。 また、管理者は、拡張設定を使用して、パスワード、接続、サービス、 言語の設定を制御したり、新規プラグインがインストール可能であることを 自動的に判別するかどうかを指定したりできます。