IBM i Access ODBC

ODBC は、データベース・アクセス言語として SQL を使用する共通データベース・インターフェースです。IBM® i Access 製品では、このインターフェースにサポートを提供するために、ODBC ドライバーをサポートしています。

ODBC とは

ODBC とはオープン・データベース接続のことです。 ODBC は以下のもので構成されます。

アプリケーション・プログラミング・インターフェースには、 データベース管理システムへの接続、SQL ステートメントの実行、 データのリトリーブを行う豊富な関数のセットが用意されています。 API には、 データベースの SQL カタログとドライバーの機能を問い合わせる関数も含まれています。

ODBC ドライバーは、標準エラー・コードを戻し、 データ・タイプを共通 (ODBC) 標準に変換します。ODBC を使用することによって、アプリケーション開発者は、 統合データベースのエラー情報を入手し、 アプリケーションを移植可能にする際に生じる最も複雑な問題の一部を回避することができるようになります。

ODBC でユーザーが行えること

ODBC を使用して以下を行うことができます。

ODBC の API は柔軟性があるため、(SQL が事前定義されている) トランザクション・ベースの基幹業務アプリケーション、 および (Select ステートメントが実行時に作成される) QUERY ツールでも使用することができます。

構造化照会言語 (SQL)

SOL は、リレーショナル・データベース内のデータを定義し、操作するための標準化言語です。データのリレーショナル・モデルに従って、データベースは表集合として認知され、表に入っている値として関係が表されます。データの取り出しは、1 つ以上の基本表から導き出すことができる結果表を指定することによって行われます。ODBC API は動的 SQL を使用して、データベースと対話します。動的 SQL では、ODBC アプリケーションが実行されるときに SQL ステートメントを構成し、実行することができます。

SQL について詳しくは、DB2® for IBM iSQL 解説書」ブックを参照してください。IBM i Information Center にある『DB2 for IBM i SQL 解説書』の一連のトピックから、上記ブックの HTML オンライン版を表示するか、PDF 版を印刷してください。 以下の関連リンクを参照してください。

IBM i Access ODBC トピック

注: このページからリンクされている情報は、IBM i Access for Windows® 32 ビット ODBC ドライバーのサポート、IBM i Access for Windows 64 ビット ODBC ドライバーのサポート、および IBM i Access for Linux® ODBC ドライバーのサポートに該当します。 IBM i Access for Linux 環境でのセットアップに関する詳細については、IBM i Information Center の『IBM i Access for Linux』の一連のトピックを参照するリンク (以下参照) を選択してください。

ODBC 標準に関する資料を探すには、Microsoft® Web サイトで ODBC を検索してください。

注: コード例を使用することで、コードに関するライセンス情報および特記事項の条件に同意します。