IPv6 アドレス・フォーマット

IPv6 アドレスのサイズとフォーマットは、アドレッシング機能を展開します。

IPv6 アドレスのサイズは 128 ビットです。 優先される IPv6 アドレス表記は x:x:x:x:x:x:x:x です。各 x は、アドレスの 8 個の 16 ビット部分の 16 進値です。IPv6 アドレスの範囲は、 0000:0000:0000:0000:0000:0000:0000:0000 から ffff:ffff:ffff:ffff:ffff:ffff:ffff:ffff です。

この推奨されているフォーマットに加えて、 他の 2 種類の短縮されたフォーマットでも IPv6 アドレスを指定できます。
先行ゼロを省略する
先行ゼロを省略して IPv6 アドレスを指定します。 例えば、IPv6 アドレス 1050:0000:0000:0000:0005:0600:300c:326b は、 1050:0:0:0:5:600:300c:326b と表記できます。
2 つのコロン
連続したゼロの代わりに 2 つのコロン (::) を使用して、IPv6 アドレスを指定します。 例えば、IPv6 アドレス ff06:0:0:0:0:0:0:c3 は、 ff06::c3 と表記できます。2 つのコロンは IP アドレス中で 1 回しか使用できません。

IPv6 アドレスの代替フォーマットは、コロンとドット表記を組み合わせたものなので、 IPv4 アドレスを IPv6 アドレス中に組み込むことができます。左端の 96 ビットには 16 進値を指定し、 組み込んだ IPv4 アドレスを指す右端の 32 ビットには 10 進値を指定します。 混合ネットワーク環境で作業している場合、このフォーマットを使用すると、 IPv6 ノードと IPv4 ノードの間で確実に互換性を保つことができます。

IPv4 マップ式 IPv6 アドレスは、この代替フォーマットを使用します。このタイプのアドレスは、IPv4 ノードを IPv6 アドレスとして表すのに使用します。 このアドレスを使用すると、IPv6 アプリケーションと IPv4 アプリケーションの間で直接通信できます。 例えば、0:0:0:0:0:ffff:192.1.56.10::ffff:192.1.56.10/96 (短縮フォーマット) などです。

これらのフォーマットはすべて有効な IPv6 アドレス・フォーマットです。 System i® Navigatorで、IPv4 マップ式 IPv6 アドレスを除く IPv6 アドレス・フォーマットを指定できます。