スプール・パフォーマンスの考慮点
System i(TM) のハードウェアの容量と作業負荷が増大するに従って、スプール運用のパフォーマンスを効率的なものにするために考慮すべきことが増えます。 多くのお客様にとって、システム上のジョブ数を増やすオペレーティング・システムの拡張機能によって、 余分なスプール・ファイルが生じる結果になりました。 このため、スプール関連オブジェクトにおいてロック・コンテンションが発生することがあります。
この経験報告は、スプール・パフォーマンスの考慮点に関する情報を文書化したものです。本書は、考慮事項を抱えているお 客様を支援することを目的としています。この報告書では、特に、以下の点にフォーカスしてい ます。
- ロック・コンテンションが最も発生しやすいと見込まれるスプール・オブジェクトの識別
- パフォーマンスのボトルネックに遭遇したときに予想されるメッセージに関する情報の提供
- スプールのパフォーマンスに問題を引き起こす可能性のあるシナリオの提示
- 特定のスプールのパフォーマンスに関する問題を削減するための推奨の提供
この報告書は、System i のスプール・ファイルおよび出力待ち行列について、読者が基本的な情報を有していることを前提としています。 これらのトピックについての詳細は、i5/OS Information Center の以下のリンクを参照してください。
PDF 版(Web のみ)
作成者
Anthony Mingo
公開日
2004 年 8 月