writesrv デーモン

目的

ユーザーがリモート・システムとの間でメッセージを送受信できるようにします。

構文

writesrv

説明

writesrv デーモンを使用すると、write コマンドでリモート・システム上のユーザーにメッセージを送信し、リモート・システムのユーザーから応答を受信できます。

writesrv ユーティリティーは、write コマンドからの着信要求を受け取り、その要求を処理するサーバー・プロセスを作成します。このサーバー・プロセスは、クライアント・プロセス (write) と通信し、要求されたサービスを提供します。

これらのサービスを実行するには、writesrv デーモンは、/etc/services ファイル内で定義されたポートに接続されたソケットを作成します。サービスに関する要求はすべてこのソケットにメッセージとして送信されます。

注: writesrv デーモンが異常終了 (システム破壊、電源障害、または kill -9 コマンドなど) した場合は、 /var/spool/writesrv ディレクトリーを手作業で空にして、 writesrv デーモンが残していたファイルをすべて除去する必要があります。

  1. /etc/rc スクリプトから writesrv デーモンを始動するには、下記のように入力します。
    /usr/sbin/writesrv
    writesrv デーモンは /etc/rc スクリプトから始動されます。これは、通常のデーモンの始動方法です。
  2. システム・リソース・コントローラー (SRC) を使用して writesrv デーモンを始動するには、下記のように入力します。
    
    startsrc -s writesrv &
    writesrv デーモンは SRC を使用して始動されます。

ファイル

項目 説明
/etc/services ネットワーク・サービス・ディレクトリーが入っています。