type コマンド
目的
コマンド・タイプの説明を書き出します。
構文
type CommandName ...
説明
type コマンドの標準出力には、指定したコマンドに関する情報が入っており、 そのコマンドがシェル組み込みコマンド、サブルーチン、別名、またはキーワードのいずれであるかを識別します。 type コマンドは、指定したコマンドが使用時にどのように解釈されるかを示します。 該当する場合は、type コマンドは関連するパス名を表示します。
type コマンドは現在のシェル環境の内容を認識していなければならないので、 Korn シェル (POSIX シェル) の正規組み込みコマンドとして提供されます。 type コマンドを別のコマンド実行環境内で呼び出すと、 正確な結果が生成されないことがあります。 以下の例は、このような場合を示しています。
nohup type writer
find . -type f | xargs type
終了状況
以下の終了値が戻されます。
項目 | 説明 |
---|---|
0 | 正常終了。 |
>0 | エラーが発生しました。 |
例
- cd コマンドが基本コマンドであるか、別名であるか、他のコマンド・タイプであるかを知るには、次のように入力します。
画面には次の情報が表示されます。type cd
cd is a shell builtin
- find コマンドの位置を調べるには、次のように入力します。
画面には次の情報が表示されます。type find
find is /usr/bin/find
ファイル
項目 | 説明 |
---|---|
/usr/bin/ksh | Korn シェルの type 組み込みコマンドが入っています。 |