topsvcs コマンド

目的

クラスター・ノード上でトポロジー・サービスを始動または再始動します。

構文

topsvcs

説明

topsvcs スクリプトは、クラスターのトポロジー・サービス操作を始動 するときに使用します。

通常、topsvcs スクリプトはコマンド・ラインからは実行しません。通常 は、topsvcsctrl 制御スクリプトが呼び出します。 このスクリプトは、HACMP/ES 始動プロセスが呼び出します。

topsvcs スクリプトは、次のコマンドを発行します。
no -o nonlocsrcroute=1
no -o ipsrcroutesend=1
no -o ipsrcrouterecv =1
no -o ipsrcrouteforward=1
これらのコマンドにより IP ソースの経路指定が使用可能になります。この設定は、 トポロジー・サービス・サブシステムを正常に動作させるために必要なので、 設定を変更しないでください。設定を変更すると、この設定に依存するトポロジー・サービス ・サブシステムとその他のいくつかのサブシステムが正常に動作しなくなります。

フラグ

-s
明らかに遅れているメッセージをリジェクトするようにトポロジー・サービス・ デーモンに命令します。
-d
明らかに遅れているメッセージをリジェクトしないようにトポロジー・サービス・ デーモンに命令します (これがデフォルトです)。

セキュリティー

このコマンドを実行するには、root 権限が必要です。

終了状況

0
コマンドが正常終了したことを示します。
1
コマンドが正常終了しなかったことを示します。

環境変数

HB_SERVER_SOCKET
この環境変数は、このコマンドを実行する前に設定してください。トポロジー・ サービス・デーモンに接続するには、トポロジー・サービス・クライアントが 使用する UNIX ドメイン・ソケットの場所にこの環境変数を設定する必要があります。 この環境変数は、 /var/ha/soc/hats/server_socket.partition name に設定してください。
HA_SYSPAR_NAME
HB_SERVER_SOCKET を設定しなかった場合は、HA_SYSPAR_NAME を区画名に設定 する必要があります。

制限

このコマンドが有効なのは HACMP 環境だけです。

このコマンドは、必ず IBM® サポート・センターの指示の下に実行してください。

標準出力

-h フラグを指定すると、このコマンドの使用ステートメントが標準出力に書き込まれます。詳細メッセージは、すべて標準出力に書き出されます。

標準エラー

このコマンドは、エラー・メッセージ (必要に応じて) を標準エラーに書き込みます。

ローカル・ノード上でトポロジー・サービス・デーモンに命令して、明らかに遅れている メッセージを廃棄するには、次のように入力します。
export HA_SYSPAR_NAME=partition1
 
/opt/rsct/bin/hatsoptions -s

位置

/opt/rsct/bin/topsvcs
topsvcs スクリプトが入っています。

ファイル

/var/ha/soc/hats/server_socket.partition name