TCP/IP セキュリティー

TCP/IP およびネットワーク・ファイルシステム (NFS) ソフトウェアのインストールが済んでいる場合は、 ネットワークを介して通信するようにシステムを構成できます。

本書では、TCP/IP の基本的な概念ではなく、TCP/IP のセキュリティー関連の事項について説明します。 TCP/IP のインストールおよび初期構成については、「ネットワークおよびコミュニケーションの管理」の 『伝送制御プロトコル/インターネット・プロトコル』のセクションを参照してください。

システム管理者は、いくつかの理由から特定のセキュリティー・レベルを満たしていなければならない場合があります。 例えば、そのセキュリティー・レベルが会社の方針に関連する場合があります。 あるいは、システムが政府機関のシステムにアクセスする必要があり、したがって、 ある特定のセキュリティー・レベルで通信する必要があるのかもしれません。 それらのセキュリティー規格は、ネットワーク、オペレーティング・システム、 アプリケーション・ソフトウェア、あるいはシステムを管理しているユーザーが作成したプログラムにも適用される場合があります。

このセクションでは、TCP/IP により標準モードで、またセキュア・システムとして提供されるセキュリティー機能について説明し、さらにネットワーク環境に該当するセキュリティー上の考慮事項について説明します。

TCP/IP および NFS ソフトウェアをインストールした後、System Management Interface Tool (SMIT) tcpip 高速パスを使用して、システムを構成します。