soestat コマンド
目的
さまざまな Serial over Ethernet (SoE) デバイス・ドライバーの情報と、その統計情報を表示します。
構文
soestat [-a] | [-d sa_device_name [-p tty_device]] [-r] [-v]
説明
soestat コマンドは、さまざまな SoE アダプター (sa) シリアル・デバイスとテレタイプ (tty) デバイスのドライバー情報および統計情報を、SoE デバイス・ドライバーを使用して記号的に表示します。
フラグ
- -a
- すべての sa シリアル・デバイスおよび tty デバイスの統計情報を表示します。
- -d sa_device_name
- 特定の sa デバイスと、その sa デバイス用に構成されている tty デバイスすべての統計情報を表示します。
- -p tty_device
- 特定の sa デバイスと特定の tty デバイスの統計情報を表示します。
- -r
- すべての統計情報をその初期値にリセットします。
- -v
- 詳細モード。追加のデバッグ情報を表示します。
位置
/usr/sbin/soestat
ファイル
- /usr/sbin/soestat
- soestat コマンドが入っています。
- /usr/lib/drivers/soedd
- SoE カーネル・エクステンションが入っています。
セキュリティー
このコマンドは、統計情報をリセットする -r フラグを除いて、すべてのフラグを付けて実行できます。 -r フラグを使用するには、root ユーザーであるか、または aix.device.monitor.tty 権限が必要です。
例
- すべての SoE デバイスに関する情報を表示するには、次のように入力します。
# soestat -a
- sa0 SoE アダプターのみの情報を表示するには、次のように入力します。
# soestat -d sa0
- sa0 SoE アダプターに接続されている tty1 tty (テレタイプ) デバイスに関する情報を表示するには、次のように入力します。
# soestat -d sa0 -p tty1
- すべての統計情報をリセットするには、次のように入力します。
# soestat -ar
- sa0 SoE アダプターに接続されている tty1 tty (テレタイプ) デバイスの情報をリセットするには、次のように入力します。
# soestat -r -d sa0 -p tty1