rmm コマンド

目的

アクティブ状況からメッセージを除去します。

構文

rmm [ + Folder ] [ Messages ]

説明

rmm コマンドは、メッセージの名前を変更することによりアクティブ状況からそのメッセージを除去します。メッセージの名前を変更するために、 システムは現行メッセージ番号の先頭に , (コンマ) を付けます。メッセージ・ハンドラー (MH) パッケージは非アクティブ・ファイルを使えません。ただし、システム・コマンドは引き続き非アクティブ・ファイルを操作できます。
注: rmm コマンドは、現行メッセージを変更しません。

非アクティブ・メッセージは定期的に削除する必要があります。crontab ファイル内にエントリーを入れれば、 コンマで始まるファイルのすべてを自動的に削除できます。

フラグ

項目 説明
+Folder 名前を変更するメッセージが入っているフォルダーを指定します。
Messages 名前を変更するメッセージを指定します。 複数のメッセージ、メッセージの範囲、または単一メッセージを指定できます。下記の参照を使用します。
Number
メッセージの数。
Sequence
ユーザーが指定するメッセージのグループ。指定できる値は、以下のとおりです。
all
フォルダー内のすべてのメッセージ。
cur または . (ドット)
現行メッセージ。 これはデフォルトです。
first
フォルダー内の最初のメッセージ。
last
フォルダー内の最後のメッセージ。
next
現行メッセージの次のメッセージ。
prev
現行メッセージの前のメッセージ。
 
-help コマンド構文、使用可能なスイッチ (トグル)、およびバージョン情報をリストします。
注: MH の場合は、このフラグ名を省略することはできません。

セキュリティー

RBAC ユーザーおよび Trusted AIX® ユーザーへの注意: このコマンドは特権操作を実行できます。特権命令を実行できるのは特権ユーザーのみです。 権限および特権について詳しくは、「セキュリティー」の『特権コマンド・データベース』を参照してください。このコマンドに関連した特権および権限のリストについては、lssecattr コマンドまたは getcmdattr サブコマンドの項を参照してください。

  1. 現行フォルダー内の現行メッセージを除去するには、以下のように入力します。
    rmm
  2. メッセージ 2 から 5 までを sales フォルダーから除去するには、以下のように入力します。
    rmm  +sales 2-5

プロファイル・エントリー

以下のエントリーは、UserMhDirectory/.mh_profile に入力します。

項目 説明
Current-Folder: デフォルトの現行フォルダーを設定します。
Path: UserMhDirectory を指定します。
rmmproc: メッセージをフォルダーから除去するときに使用するプログラムを指定します。

ファイル

項目 説明
$HOME/.mh_profile MH ユーザー・プロファイルが入っています。
/usr/bin/rmm rmm コマンドが入っています。