recsh コマンド

目的

リカバリー・シェルを起動します。

構文

recsh

説明

libc.a ライブラリーが移動されたかまたは名前変更された場合、 ユーティリティーをロードして実行するためにシステムが使用可能な libc.a ライブラリーが ないため、シェルからエラー・メッセージ Killed が表示されることになります。 recsh コマンドは、意図せずに libc.a ライブラリーが 移動された場合に、これを名前変更する機能を提供するリカバリー・シェルを起動します。 リカバリー・シェルは、システムとともに出荷される代替の libc.a ライブラリーを 使用します。

注: これはリカバリー・シェルであり、ユーザーは recsh を デフォルトのシェルとして使用しないでください。

  1. 誤って libc.a が名前変更されると、システムは不安定状態になり、 いかなるユーティリティーの実行も不可能になります。 この時点でリカバリーするには、次のように入力します。
    recsh; cp -p  libc.a.new /usr/lib/libc.a; exit
    

位置

/usr/bin/recsh

ファイル

項目 説明
/usr/bin/recsh リカバリー・シェルへのパス名を指定します。