proff コマンド

目的

パーソナル・プリンター・データ・ストリームを扱うプリンターにテキストをフォーマットします。

構文

proff-LList ] [  -PPrinter ] [  -t ] [  nroffFlags ] [  File ... ]

説明

proff コマンドは、指定されたファイルで nroff コマンドを使用して、Quietwriter III プリンター、Quickwriter プリンター、Proprinter プリンターなど、ppds (パーソナル・プリンター・データ・ストリーム) をサポートするプリンター用にテキストをフォーマットします。

ファイルを指定しないと、標準入力が読み取られます。パラメーター値 - (マイナス) は、標準入力を指定します。

パラメーター

項目 説明
nroffFlags proff コマンドによって使用される nroff コマンドのフラグを指定し、ppds サポートのプリンター出力用にテキスト・ファイルをフォーマットします。
File proff コマンドが ppds をサポートするプリンター用にフォーマット設定するテキスト・ファイルを指定します。

フラグ

項目 説明
-LList 指定されたリストを qprt コマンド用のフラグとして渡します。

単一のフラグを qprt コマンドへ渡すには、-L フラグとそのすぐ後に 渡されている nroff コマンドを続けて使用します。以下に例を示します。

-L-h. 

複数のフラグおよび文字列を lpr コマンドへ渡すには、以下のように -L フラグとそのすぐ後に " " (二重引用符) で囲んだフラグまたは文字列を続けて使用します。

-L"-h -r -m".
-PPrinter 出力を /etc/qconfig ファイルのエントリーに対応している指定プリンターへ送信します。デフォルトは、PRINTER 環境変数がある場合にはそれから取り込みます。そうでない場合には、システムのデフォルト・キュー名が使用されます。
-t 標準出力へ出力を送信します。
- 標準入力をフォーマット設定プロセスのソースとして使用するように指定します。

ほかのフラグはすべて nroff コマンドに渡されます。

IBM® Proprinter プリンター用に出力を処理する典型的なコマンド・シーケンスを次に示します。


proff -t testfile

環境変数

項目 説明
PRINTER 使用したい印刷キューを指定します。

ファイル

項目 説明
/usr/share/lib/nterm/tab.ppds パーソナル・プリンターのデータ・ストリームを持つプリンター用のドライビング・テーブルが入っています。
/etc/qconfig キューおよびデバイスを記述します。