plotgbe コマンド

目的

HP-GL ファイルをプロッター・デバイスにプロットします。

構文

/usr/lpd/plotgbe [ -fr=X ] [ -noinFile

説明

plotgbe コマンドは、HP-GL ファイルをプロッター・デバイスにプロットするバックエンド・プログラムです。プロッター・デバイスは、5080 接続アダプターを使って 5085/5086 ワークステーションに接続しなければなり ません。 plotgbe コマンドを使用するには、plotgbe バックエンド・プログラムの印刷キューを定義しなければなりません。 enq コマンドを参照し、-o フラグを使用して、処理のためにオプションを plotgbe バックエンドに渡します。

plotgbe バックエンド・コマンドは、プロッターの初期化とプロットのスケーリングのために適切な HP-GL コマンドも生成します。このデータがプロッターへ送信されてから、ユーザー指定の HP-GL ファイルが送信されます。 つまり、HP-GL ファイルに含まれるスケーリングや初期化のコマンドは、plotgbe バックエンド・コマンドによって作成されるコマンドを無効にします。

注: ユーザーは、印刷要求コマンドとともに plotgbe コマンドに送信されたファイルに対して読み取りアクセスを持たなければなりません。

フラグ

項目 説明
-fr=X 複数フレームの図面のプロットを提供します。このオプションでは X 個のフレームがプロットされますが、この X は 1 から 9 までの範囲のいずれかの数字です。 例えば、E サイズのロール・メディアに 20 フィートの図面をプロットするには、5 フレームが必要です。 つまり、オプション fr=5plotgbe バックエンドに渡されることになります。
-noin デフォルト値にリセットしなくても、プロッターの正面パネル設定が現在のプロットにそのまま有効であるようにします。 通常、プロッターにプロット・ページを定義する P1 と P2 の位置は、plotgbe コマンドによってそのデフォルトの位置に設定されます。 -noin 初期化なしオプションを使用して、デフォルトの位置を無効にします。

  1. ファイル longaxis.glplt プロッター・キューに送信して、そのファイルが印刷に 5 つのフレームを必要とすることをバックエンドに指定するには、以下のように入力します。
    enq -Pplt -o -fr=5 longaxis.gl
  2. ファイル plotdata.glplt プロッター・キューに送信し、 プロット・ページの位置がこのファイルのデフォルトにリセットされないように指定するには、以下のように入力します。
    
    enq -Pplt -o -noin plotdata.gl
  3. ファイル twoplot.glplt プロッター・キューに送信して、プロット・ページの初期化を行わず、 そのプロッターが図面を 2 つのフレームで印刷するように指定するには、以下のように入力します。
    
    enq -Pplt -o -noin -o fr=2 twoplot.gl

ファイル

項目 説明
/usr/lpd/plotgbe plotgbe コマンドが入っています。