piopredef コマンド

目的

事前に定義したプリンター・データ・ストリーム定義を作成します。

構文

piopredef-r ] -d QueueDeviceName -q PrintQueueName -s DataStreamType -t PrinterType

説明

piopredef コマンドは、仮想プリンターの定義から、事前定義プリンターのデータ・ストリームの定義を作成します。 それは mkvirprt コマンドの逆と考えることができ、chvirprt コマンドで表示して、次に piopredef コマンドで指定して、サポートされていないプリンターに事前定義された定義を作成することができます。

mkvirprt コマンドを使って新しく事前定義プリンターの定義を指定して、同じコンピューター上にサポートされないプリンターのタイプに仮想プリンターを追加する、または別のコンピューターにトランスポートして使用できます。

フラグ

項目 説明
-d QueueDeviceName 事前定義プリンターの定義を作成するために使用する、カスタマイズされた仮想プリンターの定義のスプーラーを QueueDeviceName 変数で指定します。
-q PrintQueueName 事前定義プリンターの定義を作成するために使用する、仮想プリンターの定義のスプーラーを PrintQueueName 変数で指定します。
-r -s フラグと -t フラグを指定して、既存の事前定義プリンターの定義を指定する場合、既存のプリンター定義を置換するように指定します。
-s DataStreamType 作成する事前定義プリンター定義のプリンターを DataStreamType 変数で指定します。 データ・ストリームのタイプの例は、以下のとおりです。
asc
IBM® 拡張 ASCII
gl
Hewlett-Packard GL
pcl
Hewlett-Packard PCL
ps
PostScript
630
Diablo 630
855
Texas Instruments 855
-t PrinterType 作成する事前定義プリンター定義のプリンター・タイプを指定します。 既存のプリンター・タイプには 4201-3、hplj-2、ti2115 などがあります。

注: フラグを指定しない場合、コマンド構文が表示されます。

仮想プリンターに対して既存の仮想プリンターの定義から新しく事前定義プリンターの定義を作成するには、以下のように入力します。


piopredef -d mypro -q proq -s asc -t 9234-2

proq 印刷キュー上の mypro キュー・デバイスを割り当てられた仮想プリンターの属性をコピーして 9234-2 プリンター (asc データ・ストリーム) の新しい事前定義プリンターの定義を作成します。

ファイル

項目 説明
/etc/piopredef piopredef コマンドが入っています。
/usr/lpd/pio/predef/* 事前定義プリンターのデータ・ストリームの属性ファイル。ファイル名は、PrinterType.DataStreamType のフォーマットになります。
/var/spool/lpd/pio/@local/custom/* カスタマイズされた仮想プリンターの属性ファイル。ファイル名は、PrintQueueName:QueueDeviceName のフォーマットになります。