piopredef コマンド
目的
事前に定義したプリンター・データ・ストリーム定義を作成します。
構文
piopredef [ -r ] -d QueueDeviceName -q PrintQueueName -s DataStreamType -t PrinterType
説明
piopredef コマンドは、仮想プリンターの定義から、事前定義プリンターのデータ・ストリームの定義を作成します。 それは mkvirprt コマンドの逆と考えることができ、chvirprt コマンドで表示して、次に piopredef コマンドで指定して、サポートされていないプリンターに事前定義された定義を作成することができます。
mkvirprt コマンドを使って新しく事前定義プリンターの定義を指定して、同じコンピューター上にサポートされないプリンターのタイプに仮想プリンターを追加する、または別のコンピューターにトランスポートして使用できます。
フラグ
項目 | 説明 |
---|---|
-d QueueDeviceName | 事前定義プリンターの定義を作成するために使用する、カスタマイズされた仮想プリンターの定義のスプーラーを QueueDeviceName 変数で指定します。 |
-q PrintQueueName | 事前定義プリンターの定義を作成するために使用する、仮想プリンターの定義のスプーラーを PrintQueueName 変数で指定します。 |
-r | -s フラグと -t フラグを指定して、既存の事前定義プリンターの定義を指定する場合、既存のプリンター定義を置換するように指定します。 |
-s DataStreamType | 作成する事前定義プリンター定義のプリンターを DataStreamType 変数で指定します。
データ・ストリームのタイプの例は、以下のとおりです。
|
-t PrinterType | 作成する事前定義プリンター定義のプリンター・タイプを指定します。 既存のプリンター・タイプには 4201-3、hplj-2、ti2115 などがあります。 |
注: フラグを指定しない場合、コマンド構文が表示されます。
例
仮想プリンターに対して既存の仮想プリンターの定義から新しく事前定義プリンターの定義を作成するには、以下のように入力します。
piopredef -d mypro -q proq -s asc -t 9234-2
proq 印刷キュー上の mypro キュー・デバイスを割り当てられた仮想プリンターの属性をコピーして 9234-2 プリンター (asc データ・ストリーム) の新しい事前定義プリンターの定義を作成します。
ファイル
項目 | 説明 |
---|---|
/etc/piopredef | piopredef コマンドが入っています。 |
/usr/lpd/pio/predef/* | 事前定義プリンターのデータ・ストリームの属性ファイル。ファイル名は、PrinterType.DataStreamType のフォーマットになります。 |
/var/spool/lpd/pio/@local/custom/* | カスタマイズされた仮想プリンターの属性ファイル。ファイル名は、PrintQueueName:QueueDeviceName のフォーマットになります。 |