piodmgr コマンド

目的

/var/spool/lpd/pio/@local/smit ディレクトリー内のオブジェクト・データ・マネージャー (ODM) のデータベースを圧縮します。

構文

piodmgr-c |  -h }

説明

piodmgr コマンドは、 /var/spool/lpd/pio/@local/smit ディレクトリー内の ODM データベースから既存のプリンターの定義を取り出し、ODM データベースを再作成し、データベースを圧縮し、圧縮したデータベースを再ロードします。

フラグの -c および -h は、相互に排他的です。 -h フラグを指定すると、ホスト名が変更されているときにのみデータベースが圧縮されます。 -c フラグを指定すると、データベースが常に圧縮されます。

注: このコマンドを実行するには、root ユーザー権限が必要です。

フラグ

項目 説明
-c ODM データベースから既存のプリンターの定義を取り出し、データベースを再作成し、情報を圧縮して、データベースを置換します。
-h -c フラグを指定した場合とまったく同じに機能しますが、-h フラグを指定すると、ホスト名が変更されている場合にのみ情報が圧縮されます。 ホスト名が変更されている場合、-h フラグを指定すると、新しい名前が取り出されて、データベースのホスト名情報が更新されます。 ホスト名が変更されていない場合、-h フラグを指定しても、情報が圧縮されません。 このフラグは、-c フラグのような自動圧縮フラグではなく、オプションの圧縮フラグです。

  1. ODM プリンター定義データベースを圧縮し、更新するには、以下のように入力します。
    
    piodmgr -c
  2. ホスト名が変更されているかどうかに応じて情報を圧縮するには、以下のように入力します。
    piodmgr -h

ファイル

項目 説明
/usr/lib/lpd/pio/etc/piodmgr piodmgr コマンドが入っています。
/var/spool/lpd/pio/@local/smit/* コマンドによって使用される事前に定義されたプリンター定義が入っています。