.profile ファイル

.profile ファイルは、ホーム ($HOME) ディレクトリー内にあり、それを使用して個々の作業環境をカスタマイズできます。

.profile ファイルは隠れているため、そのファイルをリストするには、ls -a コマンドを使用します。

login プログラムが LOGNAME (ログイン名) および HOME (ログイン・ディレクトリー) 変数を環境に追加した後、$HOME/.profile ファイルが存在すれば、そのファイル内のコマンドが実行されます。 .profile ファイルには、/etc/profile ファイルに設定されている変数を指定変更するユーザー個人のプロファイルが入っています。 .profile ファイルは、エクスポート環境変数や端末装置モードを設定するためによく使用されます。 ユーザーは .profile ファイルを変更して、自分の環境をカスタマイズできます。 .profile ファイルを使用して、以下のデフォルトを制御します。

  • オープンするシェル
  • プロンプトの外観
  • キーボードの音
以下の例は、最も一般的な .profile ファイルです。

PATH=/usr/bin:/etc:/home/bin1:/usr/lpp/tps4.0/user::
epath=/home/gsc/e3:
export PATH epath
csh

この例では、2 つのパス変数 (PATH および epath) を定義し、それらをエクスポートし、かつ C シェル (csh) をオープンしました。

ユーザーは .profile ファイル (このファイルがない場合は /etc/profile ファイル) を使用してログイン・シェル変数を決定することもできます。 他のシェル環境をカスタマイズすることもできます。 例えば、 .cshrc ファイルと .kshrc ファイルを使用して、C シェルと Korn シェルをそれぞれ始動時にカスタマイズします。