mmtu コマンド

目的

パス最大転送単位 (MTU) ディスカバリーに使用される MTU 値の表示、追加、および削除を実行します。

構文

mmtu { -a Value | -d Value | -s }

説明

mmtu コマンドを使用して、使用可能なパス最大転送単位 (MTU) 値のリストに対して、MTU 値を表示、追加、および削除します。 パス MTU ディスカバリーでは、使用可能なパス MTU のリストを使用して、パス MTU を検出します。 使用可能なパス MTU 値のリストは、RFC 1191 に準拠しないパス内にルーターがある場合にのみ使用されます。 ユーザーは、MTU 値を追加または削除するには、管理権限を持っていなければなりません。

注: ワークロード・パーティション内で実行される場合、潜在パス MTU 値のリストを変更するために使用される -a および -d フラグは許可されません。

フラグ

項目 説明
-a Value 新しい MTU を使用可能なパス MTU 値のリストに追加します。
-d Value 使用可能なパス MTU 値のリストから使用可能なパス MTU 値を削除します。
-s 現在の使用可能なパス MTU 値のリストを表示します。

セキュリティー

RBAC ユーザーおよび Trusted AIX ユーザーへの注意: このコマンドは特権命令を実行できます。 特権命令を実行できるのは特権ユーザーのみです。 権限および特権についての詳細情報は、「セキュリティー」の『特権コマンド・データベース』を参照してください。 このコマンドに関連した特権および権限のリストについては、lssecattr コマンドまたは getcmdattr サブコマンドの項を参照してください。

  1. 使用可能なパス MTU 値のリストに値を追加するには、次のように入力します。
    mmtu -a mtu-value
  2. 使用可能なパス MTU 値のリストから値を削除するには、次のように入力します。
    mmtu -d mtu-value
  3. 使用可能なパス MTU 値のリストの内容を表示するには、次のように入力します。
    mmtu -s

ファイル

項目 説明
/usr/sbin/mmtu mmtu コマンドが入っています。