mktun コマンド

目的

1 つ以上のトンネルを活動開始します。

構文

mktun [-v 4|6] [-t tid_list] [-i] [-I]

説明

mktun コマンドを使用して、トンネル (1 つ以上) を活動化します。 IBM® のトンネルの場合は、このコマンドにより、ローカル・ホストと転送先ホストとの間のセキュリティー・プロトコル交換を開始します。

フラグ

項目 説明
-i 開始フラグ。 -i フラグを使用しない場合は、トンネル・データベース内のすべてのトンネル (あるいは -t フラグを使用してリストされたトンネル) が活動化されます。-i フラグが使用される場合、トンネル・データベース内のトンネル定義状況が「アクティブ」であるトンネルのみが活動化されます。
-I -I フラグを指定すると、 マニュアルのトンネルは活動化されます。
-t -t フラグを指定すると、このフラグの後に続くトンネル (1 つ以上) のみが開始されます。 -t フラグを使用しない場合は、トンネル・データベース内に現在定義されているすべてのトンネルが開始されます。 tid_list は、単一のトンネル ID であるか、"," または "-" (1, 3, 5-7) で区切られた一連のトンネル ID です。
-v 活動化するトンネルの IP バージョン。 値 4 は、 IP バージョン 4 のトンネルを指定します。 値 6 は、 IP バージョン 6 のトンネルを指定します。 -v フラグを使用しない場合は、 IP バージョン 4 と IP バージョン 6 のすべてのトンネルが活動化されます。

セキュリティー

RBAC ユーザーおよび Trusted AIX ユーザーへの注意: このコマンドは特権命令を実行できます。 特権命令を実行できるのは特権ユーザーのみです。 権限および特権についての詳細情報は、「セキュリティー」の『特権コマンド・データベース』を参照してください。 このコマンドに関連した特権および権限のリストについては、lssecattr コマンドまたは getcmdattr サブコマンドの項を参照してください。