mknetid コマンド

目的

Network Information Services (NIS) によって使用される netid.byname マップ用のデータを生成します。

構文

NIS マップを作成する場合:

/usr/sbin/mknetid [ -q ] [ -p PasswordFile ] [ -g GroupFile ] [ -h HostsFile ] [ -m NetidFile ]

説明

mknetid コマンドを使用して、 netid.byname NIS マップ用のデータを生成します。 このコマンドはコマンド・ラインで指定されたファイルを構文解析し、対応する NETID キーと値を構築します。 ユーザーは次のエントリーを受け取ります。
unix.<uid>@<domainname> <uid>:<gid1>,<gid2>,...
ホストは次のエントリーを受け取ります。
unix.<hostname>@<domainname> 0:<hostname>
使用されるドメイン名は、mknetid の実行時にシステムで構成されるものと同じです。 生成されたデータは stdout に送信されます。 それぞれの行にはエントリーが 1 つ含まれ、キーとデータがスペースで区切られて入っています。

フラグ

項目 説明
-q quiet モード - データについての警告を報告しません。
-p PasswordFile ユーザーのリストを読み取るために使用される passwd ファイルを指定します。
-g GroupFile グループ・メンバーシップのリストを読み取るために使用される groups ファイルを指定します。
-h HostsFile ホスト名のリストを読み取るために使用される hosts ファイルを指定します。
-m NetidFile 組み込まれる NETID の追加エントリーを読み取るファイルを指定します。

ファイル

項目 説明
/var/yp/Makefile mknetid は、 /var/yp/Makefile を使用して NIS データベースを再構築するときに最もよく使用します。
/etc/passwd PasswordFile がある場所。
/etc/groups GroupFile がある場所。
/etc/hosts HostsFile がある場所。
/etc/netid NetidFile がある場所。